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2024年8月29日 ブログ

歯科健診でよく耳にするあの言葉の意味と定期検診の重要性

今の時期は、いつも歯医者に通ってくれている小学生の子たちが学校でもらった歯科健診の紙を持ってきます。

学校の健診中よく「CO」や「C2」などといった単語を聞きますが、皆さんはこれがどんな意味かご存知ですか?

まず「C」とは「カリエス」の略で、虫歯を意味しています。

そしてCの次につくアルファベットや数字は、むし歯の進行具合を表します。

・CO(シーオー)

歯の表面にあるエナメル質の透明感が無くなって白く濁っていたり、茶色く着色している状態です。

虫歯になりかけている状態を意味します。この段階では、治療はせずに正しい歯磨き指導や定期的なフッ素塗布、食生活の見直しなどで元の健康な歯に戻せる可能性が高いです。

・C1(シーワン)

歯の表面にあるエナメル質にできた虫歯です。小さい虫歯なので痛みやしみたりする症状はほとんどありません。

定期的に歯医者に通っていれば、削らずに様子をみていくこともあります。

・C2(シーツー)

エナメル質の下にある象牙質まで進行したむし歯です。この段階になると、歯に穴が空いて見た目も黒く見え、冷たいものや甘いものがしみるなどの症状がでてきます。

見た目は小さい穴でも、中でむし歯が広がっていることもあるので、早めに治療をして歯の神経を守ることが大切です。

・C3(シースリー)

象牙質の下の歯髄という歯の神経にまで進行したむし歯です。冷たいもの、熱いものがしみるほか、何もしなくても痛みを感じやすくなります。

この段階まで進むと根っこの治療が必要になることが多く、通常のむし歯よりも治療期間が長くなり何回も歯医者に通っていただくことになります。

・C4(シーフォー)

虫歯によって歯のほとんどを失い、歯の頭の部分がないような根っこだけが残った状態です。歯の神経が死んでいるため、痛みは感じにくくなります。治療では抜歯になることが多いです。

この様にむし歯は「CO→C1→C2→C3→C4」の順で進行していきます。

学校の健診でむし歯があると分かったら、症状が出る前に早めに歯医者さんを受診してください。

早い段階であれば、生活習慣の見直しなどで様子を見ることができ、歯を削らずに済むかもしれません。

また、むし歯がなくても歯医者さんには通ってください。

むし歯のない健康的な口腔内を維持する為にも、3ヶ月に一回のペースで定期検診を行うことをおすすめします。

特に、乳歯の生え始めや永久歯の生え変わり時期は、歯が柔らかくとても弱い状態のためむし歯になりやすいです。

初めて歯が生えてくるのが生後6〜9ヶ月、そこから永久歯が生えそろうのが12歳頃と言われているので、歯が生え始めてから10年以上はお口の中が不安定な状態です。

乳歯の次に生えてくるのは永久歯ですが、永久歯に次はありませんので、永久歯は特に大切にしてください。

一生使う大切な歯をむし歯から守る為に、プロによるクリーニングや歯磨き指導、フッ素塗布やシーラントで今のうちから予防し、歯を大切にする習慣を身につけましょう。

幼い頃から歯医者に通うことで、歯医者に対する苦手意識も少なくなると思います。

当院では、お子様の歯磨き方法や回数、食生活などの情報を基に、むし歯になりやすいリスクやむし歯予防の為の知識を伝えています。

ぜひ、小さい時からかかりつけの歯医者を見つけてください。

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〒984-0828 宮城県仙台市若林区一本杉町18-12

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