まずは、お子さんが自ら歯医者に行きたいと思う事が予防の第一歩です。
虫歯になると早く治療してあげたいと思うのが親心だと思います。
痛がっていたらさらに強く思うことでしょう。
歯医者に慣れていないお子さんにとっては虫歯を治し終わるまで、いろいろな壁を乗り越えます。
お子さんが歯医者で抱える不安
- ・初めての場所にくる
- ・椅子に座る
- ・明るいライトがある
- ・いろいろな器具でお口を見られる
- ・音がする
- ・水がでる
- ・お薬の味がする
- ・今までお父さん、お母さんにしか見られていないお口を見られる
- ・個室でレントゲンをとる
- ・麻酔をする
- ・詰めものをする
軽くあげただけでもこれだけあります。
もし、大人になって初めてこれだけのことをするとなってもだいぶ苦労するのではないかと思います。
子供は我慢強いです。ある程度やりなさいと言ったらできるかもしれません。
ですが、マイナスのイメージがどうしても残るのではないでしょうか。
もちろん、緊張性が高い場合にはやらざる負えない時もあります。
そうならないためにも歯が生え始めたら歯科を受診し、慣れることが大切です。
大人の歯になった時に虫歯ゼロを目標に小さいうちから生活習慣を含めて行うことがポイントと考えます。
虫歯予防で意識すべきポイント
虫歯はいろいろな理由が重なってできてしまいますが、
- 汚れをしっかり取ること
- 間食の回数
- フッ素を用いること
上記の3つを意識することが予防するのに重要です。
参照:https://www.jstage.jst.go.jp/article/tokusimabunriu/102/0/102_25/_article/-char/ja/
乳歯の場合は、大人の歯と違い、虫歯になって歯に穴が開き、そこにものが詰まったことで痛みを訴えることが多いです。
治療ができるためにとても大切にしていることがあります。
それは、できるようになるまで、必ず段階を踏んで進めることです。
できない場合は進みません。
一度戻って自らできるようになるまで、待ちます。
一つ一つ小さくてもよいので壁を自分で超えていけるように応援し、手助けすることが最も大切だと思っています。
治療ができない期間は虫歯の進行抑制のお薬を塗りながら、経過をみていきます。
最後に
子供達の成長は本当に早いです。
半年前までは椅子にもあげれず、泣いてなにも出来なかった子が、麻酔もでき、治療をするまでになることも多いです。
ですので、すぐ治療ができなくても焦らず、慣れることを大切にすることが予防につながると感じています。回数はかかるかもしれませんが、慣れて1人でできるようになればそれに尽きると思います。