実は前から気になっていた…
年々、歯の黄ばみが強くなってきた気がする…
特定の歯がやたらと色が濃い…
歯茎に近い部分の色との差が気になる…
最近ですと、上記の悩みを抱えている患者さんが増えているなと感じます。
歯に対する意識が上がっている昨今では、やはりご自身でしっかりケアをなさる方も多いと思いますし、鏡を見る機会も増え、それゆえに見た目の重要性も上がっています。
みなさんは黄ばみが強い歯にどのようなイメージをお持ちでしょうか?
- 笑顔の良さが減ってしまう。
- だらしなく見えてしまう。
- 不潔に見えてしまう。
- 自己管理ができないイメージがある。
など白い歯よりも印象が良くない意見が多いように感じます。
アンケートの結果では白い歯は男女ともに約3歳前後若返る印象を与える、というデータもあるようです。
では、そもそも、歯の色ですが、着色が原因か、歯自体の色が変わったことが原因かで、アプローチは変わります。
着色と歯自体の色の変化
ここでまずは、着色と歯自体の色の変化について説明します。
着色
①色素による
一般的にはこの可能性が多いと思います。食べ物や飲み物に含まれる色素などが歯の表面に付着してつきます。
②詰め物が古くなっている
治療後の材質によって色が変わってしまいます。これは詰め物の詰め替えで改善がされます。
③細菌による
色を作り出す菌によって歯の表面に色がつきます。(虫歯に関してはここでは除きます)
歯自体の色の変化
①加齢によるもの
歯は2層構造で内面にある象牙質と言われる層が年々厚くなり、その色が反映されて起こります。
②神経を治療している
根っこの治療をすると歯の色が変わってきます。
③抗生物質によるもの
歯ができる時期にお薬を飲んでいると起こります。
④その他
着色は表面についていることが原因ですので、クリーニング(歯の表面を磨く)ことをすると改善します。(①の場合)
ですが、歯の内部に原因がある場合は、ホワイトニングで白くしていきます。
(②の場合は、ホワイトニングだけだと難しい場合が多いです。また、③の場合もどこをゴールにするかでできる範囲に制限があります。)
クリーニングとホワイトニングについて
それでは、クリーニングとホワイトニングについて説明していきます。
クリーニング
クリーニングは病院で行うものとご自身で行うものに分かれます。
病院の場合は、専門の器具を用いて行います。(着色は虫歯ではないので一般的に保険が効きません。)
ご自身で行う場合は、歯磨き粉などで着色を落とすことになります。
最近セルフホワイトニングが流行っておりますが、それはこちらの分類になるかと思います。
歯の内部までは着色をとることができないので、ご自身の歯の内部が黄ばんでいる場合は効果を感じにくいかもしれません。
ホワイトニング
ホワイトニングも病院で行うものとご自身で行うものに分かれます。
病院で行うものはオフィスホワイトニング、ご自身で行うものはホームホワイトニングと呼ばれます。
それぞれ良い点があるため、歯の内部の黄ばみをとり、自然な白さにするためには両方合わせてすることがおすすめです。
ご自身の求める白さでアプローチも変わってきますので、歯科医院にて相談されてみてはいかがでしょうか。