みなさんは、歯のクリーニングを3ヶ月ごとに行なっていますか?
虫歯や歯周病だけでなく全身疾患を予防していくために、3ヶ月ごとに歯石やバイオフィルムなど表面の汚れを落とすクリーニングをしていくことが非常に大切です。
クリーニングにも、保険で行うクリーニングと自費で行うクリーニングの2種類のクリーニングの方法があることをご存知でしょうか?
今回は、保険と自費のクリーニングの違いについてお話ししていきます。
保険のクリーニング
目的:治療
保険が適用されているため保険を適用してクリーニングができます。
国のルールで治療法が決められています。
歯茎の状態を検査したり、歯の表面についた汚れや歯についた固い汚れの歯石主に超音波スケーラーというものでお水を出したりしながら口腔内をきれいにしていきます。
歯周病を治療したい方、今の状態を維持していきたい方にはこのクリーニングの方法があります。
保険だと1回にかかる金額が安かったり、歯石や表面の汚れを取る事ができるなどの良い面もあります。ただ、バイオフィルムが全て取りきることができなかったり、着色などの色の汚れを落として見た目をきれいにすることはできません。他にも痛みを伴いやすかったり、1度にできる歯の本数が決められているため、汚れの状態によって検査や歯石取りに複数回通っていただく場合があります。
自費のクリーニング
目的:健康促進、審美的な回復
国のルールが決められていません。
クリーニングに使用する器具や材料も変わり、超音波スケーラーだけでなく着色をとるパウダーやバイオフィルムをとる研磨剤、汚れをつきにくくする研磨剤などを使用していきます。
このクリーニングは、今よりももっと口腔内を健康な状態にしたい方、着色など全ての汚れを落として審美的にもきれいにしていきたい方におすすめです。
1回で全ての汚れを落とす事ができるため表面についたバイオフィルムも全て落とす事ができて、歯の表面がツルツルになり見た目が綺麗になるだけでなく、ツルツルになる分汚れがつきにくくなり健康も良くしていくことができます。終わった後のツルツル感が変化するだけでなく食事も美味しく感じる事ができます。
まとめ
このように、保険と自費には金額だけでなく汚れの落とし方などの内容が異なります。
クリーニングをする際は、金額だけでやる内容を選んでしまうのではなく、行なっている内容にも注目していくことが、現在の口腔内を綺麗に保ち、将来のご自身の歯をできるだけ多く残すためにも非常に重要になってきます。
定期検診をすることで、口腔内をきれいに保つことができるだけでなく、むし歯などの早期発見にもつながります。
ぜひ、ご自身に合ったクリーニングを選択して3ヶ月ごとの定期検診を続けていきましょう。
どちらのクリーニングにしたら良いのかとお悩みの方は、ぜひご相談ください。